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第5回日帰りレスパイト

第5回:「気管切開の子どもと家族の運動会 2016」

2016年6月18日(土)に野洲市なかよし交流館にて、「気管切開をしている子ども(小学校6年生まで)ときょうだい、家族が運動を楽しむことを通じて家族の絆、家族間の交流を深める」ため、運動会を開催しました。 当日は、気管切開されているお子さんとそのご家族19組63人(歩けるお子さんが7人、人工呼吸器を必要とし車いす移動のお子さんが12人)とボランティアスタッフ38人が集まりました。ご家族、スタッフ、それぞれが紅組白組に別れて協力して優勝を目指しました。


ご家族代表のお父さんによる元気で楽しい「選手宣誓」のあと、妖怪体操第一による準備運動を行い、午前の種目が始まりました。

第一種目は徒競走「みんなでGO!」。
きょうだいさん対抗の2レースの後、気管切開のお子さんは車いすのお子さん対抗で2レース、歩けるお子さん対抗で1レース行い、最後に成人のご家族対抗で1レース行いました。
車いすのお子さん対抗ではきょうだいさん、お父さん、お母さんが力いっぱい車いすを押して迫力のあるレースになりました。歩けるお子さん対抗は、自分でしっかり走る子、親子で手をつないで走る子、など、思わず1人1人を応援したくなるような微笑ましいレースになりました。

第二種目はパン食い競走。
子ども向けのキャラクターパン、コンビニパンなどが並ぶ中、フランスパンや食パンやつるやパンのサラダパンまで登場、スタッフも交えて、早い者勝ちのパン争奪戦が繰り広げられました。理事長がついつい美味しそうなパンにつられて前日に買い込みすぎたため、当初予定していたレース後に余ったパンでもう1レース追加する、というおまけつきで、多くの参加者に楽しんでいただけました。

お昼休憩をはさみ、午後からは飛び入り参加していただいた滋賀レイクスターズのマグニーも加わって、第三種目の借り物競走を行いました。
紅白対抗のリレー形式で行い、「肉食系女子」「草食系男子」「ガラケーの人」「アフロな髪型の人」などの無理難題(?)を会場みんなが協力して解決していきました。「モノマネの上手い人」ではマグニーが立候補し、五郎丸のポーズを見事に決めてゴールイン、大変盛り上がりました。

最後の種目は運動会恒例の玉入れ。紅組は白組キャプテンの持つかごに玉を入れ、白組は紅組キャプテンの持つかごに玉を入れ、それぞれのかごを持つキャプテンが逃げてみんなが追いかける構図で、会場全員参加の激しい競争になりました。
子どもがマグニーの持つかごに入れると得点が2倍になるという特別ルールも加わってマグニーも大活躍でした。

全種目終了後、こどもたちは別室にスタッフと遊びに行き、ご家族たちと座談会を行いました。

お出かけするときの工夫(加湿器など)、薬の調剤(チューブにつまりにくくする方法)、地元小学校への就学、びわこファミリーレスパイトに期待すること、などの話題で1時間ほど輪になってお話しました。運動会の企画は来年以降も続けていくことに決まりました。

子どもたちは疲れ知らずで、奥にある感覚統合室でスタッフと楽しく遊んでいました。

最後に表彰式を行いました。

運動会の優勝は白組でした。白組には金メダル、準優勝の紅組には銀メダルと参加した気管切開のお子さん全員にお菓子で作ったメダルと参加証をお渡ししました。

また、最も印象に残ったご家族2組に表彰状をお渡ししました。

外は天気がよく、室内も熱気にあふれてましたが、さいわい熱中症などによる体調不良になる方もなく、無事閉会しました。